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毎年、冬になると冷え対策を始める女性は多いはず。
そうでなくても更年期は冷えとほてりが起こる【冷えのぼせ】もあってかなり悩みますよね。

冷え取り4つの対策をご紹介しましょう。

【温断食】で体を温める 食べ過ぎは血のめぐりを悪くする?

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食べないと体温が下がる!というイメージありませんか?
でも「食べ過ぎこそが体を冷やす」とも言われているのです。

私達人間は、食べ物から栄養を摂って、それによって熱を産生しています。
が現代人はとにかく昔の人に比べて体を動かさないんですよね。すると1日3食きっちりがっつり食べるのは食べ過ぎになるのです。

そもそも人間の体というのは熱の40%は運動などで筋肉が動かされることから生じるもので、食べ過ぎると消化するために胃腸に血液が集まり、人体最大の発熱装置である筋肉に血液が十分に回らなくなり、体が冷えてしまうのです。

また、食べ過ぎることから血液中に脂肪や糖などの余剰物や乳酸や尿酸などの老廃物も増え、血流が悪くなることも体を冷やしてしまう原因。

「温断食」は朝はドリンクのみで昼は軽めに、と食べ過ぎないことで体を温める方法です。
温断食を行うことで血液中の老廃物が排出されやすくなり、血めぐりが良くなり、冷えを改善することができるそうです。
(*ただし、この方法は糖質制限ダイエット中の方にはおすすめしません)

温断食の基本ルール1:朝食はにんじん&りんごジュースかしょうが紅茶を

朝は胃腸に負担をかけないように、かつすばやく血糖値を上げる必要があるので、にんじん&りんごジュースがおすすめ。

にんじん2本とりんご1個をよく洗って適当な大きさにカットしてジューサーにいれて作るだけ。
1,2杯飲めばOK。ミキサーの場合にはガーゼなどで絞って絞り汁のみを飲みましょう。
栄養が薄まってしまうので水や氷はいれないこと。

朝、いきなり冷たいものを飲むと体が冷えてお腹を壊してしまう、という人は
あったかいお湯で紅茶を作り、すりおろした生姜に黒砂糖を入れて飲みましょう。

温断食の基本ルール2:昼食は軽めに温め効果のあるものを

消化の良いおそばに体を温める作用のあるねぎや七味唐辛子などの薬味を入れて。
チーズやタバスコ、にんにくなどにも体を温める効果があるので、ピザやペペロンチーノもいいですね。
和食ならば定食にお味噌汁やお漬物をプラス。

温断食の基本ルール3:夕飯は好きなものを

朝食・昼食と温断食をしているので、胃袋も小さくなっているはずです。
夕飯も食べすぎることなく好きなものを食べるようにしましょう。
体を温める食材を摂りいれて食べるようにしてくださいね。

ふくらはぎを温めて冷え改善を

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ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれています。血液を心臓に戻すポンプ作用をしているふくらはぎを温めることで冷えの改善をしましょう
ふくらはぎの筋肉が収縮することで下半身にたまった血液をポンプのように心臓に戻す重要な役割をしているのです。

ところが、普段、運動でもしていない限り、ふくらはぎは筋肉量も少なく、あまり動かすことがない部位でもあるのです。
その上温かい血が流れている動脈が表層に近いところを走っているので、心臓から送り出された血液はふくらはぎで冷えてしまいます。
冷たくなった血液が心臓に送り戻されるため、徐々に体が冷えてしまうのです。

ということは・・・・
ふくらはぎを温めておけば、温かい血が全身をめぐり、体がぽかぽかになるのです。

さらに血色も良くなるので肌もつやつや、美人度もアップ!
ふくらはぎには全身の様々なツボが密集しているので、温めると更年期に悩む女性が多い肩こり・腰痛・肌老化・顔や体の歪みにも効果がありますよ。

ふくらはぎ温め基本ルール1.ステップアップ入浴でしっかり温める

のぼせにくく、ふらはぎを重点的に温められる入浴方法を試すと足先まで温まり、更年期の「足先が冷えて眠れない」という悩みも解消されますよ。

1.湯船に42℃くらいの熱めのお湯をはり、湯船の淵の腰かけてひざ下を2~3分お湯につけます。
2.湯船に小さな椅子を入れて座り、腰から下を3~5分お湯につけます。
3.椅子を外して心臓から下を3分お湯につけます。
4.首まで1~2分お湯に浸かります。

ふくらはぎ温め基本ルール2.ストレッチでポンプ機能回復!

ふくらはぎの筋肉をストレッチすることで足に滞ってしまった血液やリンパ液を心臓に戻しやすくしましょう。
入浴後など体が温まっているときに行うと、温かい血液が全身をめぐるため、さらに温め効果がアップします。

1.電話帳などにつま先から指の付け根までをのせ、かかとは床のまま15秒間まっすぐ上に伸びをしましょう。
2.1の状態で前屈し、右ひざを曲げて15秒間キープ。左ふくらはぎを伸ばします。反対側も同様に。

ふくらはぎ温め基本ルール3.サポーターやレッグウォーマーで保温

サポーターやレッグウォーマーを着用すると、ふくらはぎまわりの外気をシャットアウトでき、手軽に保温し続けることができます。
どちらも選ぶ時には、【適度に温かい感じ】を目安に。

ゆるゆるのレッグウォーマーは皮膚との隙間から外気が入り込んでしまうので注意してくださいね。
逆にサポーターは締め付けすぎると結構が悪くなり、冷えの原因になってしまいます。

首を蒸してあげて全身に血を巡らせましょう

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首を蒸気で温めれば短時間で全身ぽかぽかに

おなかや腰など【温めポイント】は全身にいくつかあります。が、特に首の後ろは短時間で温かさを感じやすい部位です。

首の後ろには神経の束が通っている脊髄が背中の表層近くにあります。皮膚の上からの温度が比較的伝わりやすいことや、皮膚の感受性が高いことから首は短時間で温かさを感じやすいのです。

さらに首の後ろを蒸気で温めると、短時間で指先まで温まる、というデータもあるのです。

冬になると、カイロが活躍しますが、ここ数年、また湯たんぽが人気になっていますよね。
さらに蒸気で温めるタイプも人気になっています。

蒸気で温めるのと、カイロや湯たんぽの違い。これは湯たんぽやカイロが直接肌を温めるのに対して、蒸気で温めるグッズは暖かい蒸気が肌に付着して水に戻るときに熱が放出され、肌を温めるのです。
よって乾いた熱よりも奥深く広い範囲まで熱が伝わる、というデータも。

蒸しタオルで手作り蒸気気熱

水で絞ったタオルを電子レンジ(600W)に入れて、約50秒ほど加熱するとホットタオルに。
首の後ろにあててあげましょう。アロマオイルを数滴たらせば、リラックス効果も。

シャワーで集中加熱

入浴時には湯船に肩までつかって体を温めることはもちろんですが、お風呂から出るときにも最後の仕上げに首の後ろをシャワーで集中加熱してあげましょう。さらに体はぽかぽかに。