更年期障害の症状の1つに「手足のしびれ」があります。
- なんとなく手の感覚がおかしい
- 物を持つ感覚がない
- 手に歯医者で麻酔をした後のような皮膚感覚がある
- 動かそうと思ってないときに指や手が動く
このような手足のしびれの症状も更年期障害の1つ といわれます。
手足のしびれと更年期障害
手足のしびれの原因となるものは、ストレスやダイエットの影響からホルモンバランスが崩れ、血流調節の役目をする自律神経も影響を受けてしまい、血行が悪くなることから起こります。
更年期のしびれは女性ホルモンのエストロゲンが減少することで皮膚が薄くなり、乾燥もしやすくなった皮膚が刺激に敏感になり、しびれを敏感に感じやすくなることで起こっています。
手足のしびれの対処法
血行を良くする
血行不良はしびれの元です。
血流改善には以下の3つがおすすめです。
- ウォーキングなどの軽い運動をできるだけ毎日行う
- ぬるめのお湯(38度くらい)で30分ほどの半身浴を行う
- しびれる箇所をマッサージする
バランスの良い食生活をする
更年期は特に バランスの良い食生活は心がけたいものです。
ビタミンCは血管を丈夫に保ち、ビタミンEは血流を良くします。
それぞれ単体では働かないので、ビタミンも総合的に摂ることから、バランスの良い食生活を・・・ということなのです。
体を積極的に動かしましょう
長時間同じ姿勢、同じ体制でいると、末梢神経を圧迫したり、傷つけてしまうことになります。
たとえば、座っているだけではなく、
- いつも同じ脚を組んでいる
- いつも同じ側の肩でバッグを持っている
- 同じ方向(左右)に体重をかけて立っていることが多い
私は 子供が小さいころ、いつも左側に子供をだっこしていたのですが
左側にそうすると体重がずっとかかっている状態になり
数年後、左側の坐骨神経痛になってしまいました。
鏡を正面から見たときに片側の肩が下がっている方は要注意です。
手足のしびれだけではなく 骨盤のゆがみにも影響するので気を付けましょう。
お仕事をしている方は、長時間デスクワークや立ち仕事をしていることも多いと思います。
途中でストレッチをして休憩をとる、などしてみてください。
更年期障害の手足のしびれのまとめ
痺れは一時的なものとそうではないものがあります。
しばらくして治まるようであれば心配はないと思われますが、
症状が長く続く場合には、脳の病気・リウマチ・頸椎・腰椎の変形などが疑われます。
この場合には、医師に受診してください。