更年期には、自律神経の乱れから顔汗がダラダラ・・・
という女性も少なくありません。

ホットフラッシュの発作から起こる発汗は時間や季節をいとまないため、外出するのさえ億劫になってしまう人も。。。

なぜ顔ばかり汗が出るのか?といった理由や
全身の汗と顔汗の違い、顔汗を止める方法
ご紹介しようと思います。

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顔ばっかり汗をかく、汗が出るのはどうして?

汗をかく理由は、身体に熱がこもらないようにするために
汗を発散させる体温調節機能の1つなんですね。

通常は、体温を下げるために全身から汗が出るんですが
顔ばかり汗が出る・・・というのはなぜなのか。

もちろん、更年期による自律神経の乱れが生じていることは大いにあります。
しかし、それ以外にも原因があると考えられます。

汗をかかない生活が原因

夏は暑い!ということで電車でもスーパーでも、お仕事をしている方は会社でも、もちろん家でもエアコンは入っています。
近年、日本の夏の気温は高く、熱中症による健康被害も大きく報道されていますから、エアコンを入れない、という方は少ないでしょう。

しかし、エアコン以外でも運動不足だったり、すると汗をかく機会が少なくなります。
またシャワーばかりで浴槽に浸からないと、あまり汗をかかない生活を送っていると、
汗を分泌する汗腺が活動しにくくなってしまうんです。

特に心臓から離れていて冷えやすい下半身の汗腺。
血行不良にもなりやすいのも下半身ですが、汗を分泌する機会を失って休眠状態となってしまいます。
ものすごく汗をかいた日でも足までびちょびちょってなかなかありませんよね。

そうなると体温調整で汗を分泌するときに
下半身の汗腺が機能せずに、普段から動きも多くまた、
下半身よりも心臓に近い顔の汗腺ばかりから汗が出るようになっちゃうのです。

精神性から起こる発汗

自律神経と上でも少し触れましたが
「ヤバイ!」と思った時とか、緊張したときにかく冷や汗。
これって顔が多くないですか?

もちろん、焦ってしまうあまり全身に汗をかくこともあるのですが
こういう精神的なものから起こる発汗は自律神経の交感神経が作用して汗が出るのです。
この汗は健康的なサラサラな汗ではなくて、ベタベタっとした汗が出るんです。
そのため、顔のベタベタ感が気になってしまうんですよね。

顔の汗と全身の汗 違いはあるんでしょうか?

顔の汗は全身にかく汗と異なりベタベタしている、という特徴があります。
これは血液中の血漿(けっしょう)から汗が作られていることが関係しているんです。

人の身体は汗腺の機能がうまく働いているときには血漿に含まれる体に必要なミネラルを血液に戻し、水分と塩分だけを汗として体外に排出します。
ところが運動不足が続いたり、エアコンの効いた室内に1日中いる、といった汗をかかない生活が続くと汗腺の機能が衰え低下していってしまうわけです。
するとミネラルが血液に戻すことができずに汗と一緒に排出する、というわけです。

このミネラルが血液に戻らずに顔汗となって出てしまうためベタベタっとした蒸発しにくい汗が出てきてしまうのです。

だらだら出る顔汗を止める方法

顔汗を止める方法はいくつかあるので、いざというとき使えるものから、普段からのケアについてご紹介していこうと思います。

首を冷やしましょう

私はホットフラッシュがあるので、よくこの手を使います。
首の後ろには頸動脈があるのですが、この頸動脈を冷やすことで一時的に顔への血行を抑制することで汗をひかせます
熱中症対策にも首の後ろを冷やすのはとても良いですし、顔がのぼせることで起こりやすくなる片頭痛を解消するときにも、首の後ろを冷やすのは効果的ですよ~

有酸素運動をすること

運動不足が顔汗を招く、ということは前述のとおりです。
ですから、身体全体を動かすよう心がけましょう。
足や身体全体の筋肉を動かすにはウォーキングやジョギング、水泳などをするとよいですよ。
ダンスもいいですよね。

身体を動かすことはストレス発散につながるため、自律神経を整える意味でもよいのです。

両脇を圧迫する

片方の腋を圧迫します。
すると反射的に圧迫した側と反対側の顔汗が止まり、逆側だけに汗が出るようになります。
これは人間の反射的なもので、自律神経の交感神経を刺激する顔汗の止め方なんですね。
両側の顔汗を止めるのであれば両脇を圧迫すれば止まりますよ。

手足を温めることで冷えのぼせを改善する

足や手を温めることで顔以外の汗腺の働きを活発にすることで
今まで使われていない汗腺の活動を促進します。

顔汗が多い人の特徴として、手足が冷たい、下半身が冷えるという特徴があります。
これは手や足、下半身にまで血行が行き届かず上半身にばかり血行が循環することで、顔汗が出るようになってしまうからなんです。
ですから、手足を温めることで、上半身にばかり循環されていた血行が下半身や手先足先まで行き届くようになることで、血行調整されます。

今まで顔だけにかいていた汗が他の部位に分散されるようになるので
顔汗の程度を軽減させることができます

リラックスすることで自律神経の調整をしましょう

自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は緊張状態、テンションが高い時などに優位になり
副交感神経はリラックスすることで優位になります。

精神的なものから出る顔汗が原因の場合には交感神経をほどくことが重要。
まずは深呼吸して落ち着くこと。
「顔汗が恥ずかしい・・・早く治まらないかしら・・・」
と思えば思うほど、交感神経が刺激され、顔汗がさらに出てしまいます。

気にしないでリラックスすることを心がけましょう。

舞妓さんが汗をかかない理由

舞妓さんといえば、きれいにメイクをばっちりときめていますが
顔汗がだらだらの舞妓さん、見たことありませんよね。

特に京都は盆地で夏はとっても暑いところでもある上に
着物で暑いはずなのに、どうして舞妓さんが汗をかかないか ご存知ですか?

汗止めベルトの使用をしているからなのです。
この汗止めベルトは前述した腋を圧迫することで汗を止める方法を利用しているのです。
胸ぐらいの位置を圧迫することで、そこから上の汗を抑制することができるんですね。
紐などを胸の位置に巻いても良いけれど、汗止め帯や汗止めベルトといった商品も販売されています。

顔汗でメイクが崩れてしまう・・・という方は

メイク前に顔用の制汗剤を利用している舞妓さんは多いのだそうです。
顔用の制汗剤をメイク下地を塗る前に利用してみましょう。

ひと手間加えることで顔汗によるメイク崩れを防ぐことができますよ。

顔汗用・制汗ジェルSalafe(サラフェ)の詳細記事はこちらから

無添加ですので、敏感肌の人も安心。
メイク前や外出中の顔汗やテカリが気になった時に、メイクの上から塗ることもできます。
全額返金制度もあるので、一度試してみてはいかがでしょうか?