更年期のホットフラッシュ。
首から上の顔がほてったり、頭がぼーっとしてしまったり。
という症状をホットフラッシュと言います。
この更年期特有のホットフラッシュ。実は【冷えのぼせから起こる】ということも聞かれます。
冷えのぼせ?何?という方はぜひ読んでみてください。
あ、私これかも!ということかもしれませんよ。
冷えのぼせって何?
冷えのぼせというものは、冷え性が症状としてはメインのもの。
下半身が冷えているのに、体の上半身、特に首から上の部分
顔や頭だけがのぼせたように熱くなる症状を「冷えのぼせ」といいます。
下半身は冷えているにも関わらず(または下半身が冷え性)
気温がさほど高くもないのに首から上だけがかぁっと暑くなってほてってしまったり
汗をかいたり、頭がぼーっとのぼせてしまったり。
このような場合には冷えのぼせの疑いがあります。
通常、首から上や上半身ののぼせ、発汗、ほてりが突然起こるものをホットフラッシュといいます。
冷えのぼせの場合には、足や手の指先などが冷えているにも関わらず
首から上がホットフラッシュの症状があるものをいいます。
こんな症状があったら 冷えのぼせかも
- 頭がぼーっとして熱っぽい
- 疲れが取れにくい、疲れやすい
- 集中できずイライラすることが多い
- 目が充血する
冷えのぼせの原因って何?
冷えのぼせは上半身に熱がとどまってしまい下半身まで行き届かなくなってしまう状態。
つまり冷え性と同じ状態なのです。
上半身に熱が滞留する、ということは上半身への血流は良いんですよね。
しかし、心臓よりも上の位置に血を多く届けている状態となるため
心臓にも非常に負担がかかっている状態である、ともいえるのです。
手足の指先が冷えていることを末端冷え性と言いますが、下半身や末端部分に血液が上手に流れないため、上半身が熱くなる
という症状は冷え性と同じ。
基本的には冷えのぼせ対策と冷え性の対策方法は同じ、と考えてくださいね。
血行を良くするためには下半身を温める、運動をして全身の血行を良くする、血行の良くなる食べ物を食べる
といった対策は非常に有効です。
冷え性の症状は体や手足が冷たくなるだけではない
冷え性、というとどうしても手足の先や下半身が冷たくなる、というイメージがありますが
付随して以下のような症状も起こることがよくあります。
- 肩が凝りやすい
- トイレが近い
- 下痢をしやすい
- 夕方になると足がむくむ
- 貧血気味
- 平熱が低い
- 一度冷えると 体がなかなか温まらない
これらの症状があったら 冷え性である という認識をしてくださいね。
冷えのぼせの予防と解消方法
冷え性と冷えのぼせ どちらも予防も解消方法も基本的に同じ。
常日頃、血行を良くすることを意識して、下半身は温めるようにしましょう。
タバコを吸っている方はタバコは体を冷やす作用があるため禁煙にチャレンジしましょう。
また、ストレスは体を緊張させてしまい筋肉にも結果緊張を与えてしまうため血流が悪くなります。
血行不良は自律神経にも影響を与えてしまうため
できるだけリラックスできる時間を意識的に作るようにしてくださいね。
冷えのぼせは下半身への血流を良くすることが必要です。
大元の筋肉を温める
血流を下半身や手足の末端に行き渡るようにするために
大元である太い筋肉を温めるようにしましょう。
手足が冷えている時、指先にはーっと息を吹きかけると一瞬指先は温まるものの
結局、身体自体が冷えているためすぐにまた冷たくなってしまいますよね。
末端の血行を良くするためには大元の太い血管のある個所を温めることが大事。
手に指先が冷えているならば、二の腕を温める
ひざから下が冷えているならば、太腿を重点的に温めることで
末端の冷えが解消されます。
大きな筋肉を温めることで、そこに通っている太い血管が広がるため
血流が良くなり、末端まで血液が行き渡るようになります。
冷えのぼせは漢方薬や体の温まる生姜湯などでも効果アリ
血の巡りを改善するに対して漢方薬はとても効果があるといわれています。
元々、漢方は巡りを良くすることが目的とされていますから、巡りの悪い冷えのぼせにはうってつけですよ。
当帰芍薬散、桂枝茯苓丸など冷え性に効果的な漢方薬です。
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漢方薬は効果が出るまで若干時間はかかるものの、体の根本部分を改善するため
長期間飲み続けることで効果を得ることができます。