更年期に睡眠力が落ちると老化が早まります。
眠るということが案外、エネルギーを消費するものです。
年を取ると、なかなか寝付けない、朝目が早く覚めてしまうというのはこのことが理由の1つです。
睡眠力が落ちると老化が早まりますので6時間は眠りましょう

睡眠の経緯

a0002_008646寝付いてからの3時間以内の深い睡眠時には成長ホルモンが分泌され、身体の修復を行います。
身体の修復とは新陳代謝のアップ、免疫力のアップであり、この深い睡眠3時間は必要不可欠です。

浅い眠りが次第に増え、夢を見ることも多くなるのが睡眠の後半です。
夢の中では、「ポストが青い」とか「芸能人とデートした」という現実にはない夢を見ることが多い理由には、記憶の整理が行われているからなのです。
青いものを見た、ポストを見た⇒ポストが青い
芸能人をTVで見た、誰かとどこかに行った⇒芸能人とデートした
というような具合で、記憶の整理を行う結果、見るのが夢なのだそうです。

午前3時ごろから朝方にかけて、ストレスに対抗する、やる気を高めるといったモチベーションを上げるためのようなホルモンであるコルチゾールが多く分泌されます。

さらに、コルチゾールは体内に蓄えられたグリコーゲンや脂肪を分解しエネルギーに変える働きもあるため更年期の女性には非常に重要な睡眠、といえるでしょう。

では、良い睡眠をとるにはどうすればよいのでしょうか?

良い睡眠をとるためには

良い睡眠は心身ともに元気にしてくれます。なるべく良質の睡眠を摂るように努力してみましょう。

午前0時には寝る

朝、6時には起きなければならない、という方でも午前0時に寝ることで6時間の睡眠がとれます。
現代社会では、深夜まで起きていても不便なことはないため、深夜派が多いのですが
上記の新陳代謝力アップ、脂肪分解などを考えると、起床時刻の少なくとも6時間前までにはベッドに入る、ということがよいでしょう。

夕食は9時までには済ませる

寝る前の3時間前までに夕飯を摂ることは、太らない体作りになります。

寝る前に考え事をしない

寝る前に考えごとをする、ということは「脳が働いている」ということになり、体は横になっていても、活動していることと変わらなくなります。すると寝付けなくなるので、考え事はしないようにしましょう。

ぬるめの湯船につかる

熱い温度の場合には、かえって目が覚めてしまうことがあります。
睡眠前には40℃から42℃程度の湯船が適温でしょう。

就寝前に腹式呼吸をおこなう(自律神経調整)

腹式呼吸には気持を安らげる、という効果があります。
気持を安らげ、落ち着いた気持ちでベッドに入ると寝付きもよくなりますよ。