女性の悩みの1つ「生理痛」7割近い女性が生理痛がある、というデータも出ています。
生理痛の原因には様々ですし、個人差もありますが、症状によって
どこからその生理痛が来ているか、という原因が分かるようです。
生理痛の原因が分かれば緩和方法もわかる?
生理痛の元が分かれば改善や緩和の方法もわかってきそうですよね。
生理痛の原因1:骨盤周りが硬くなっていることから起こる
骨盤には内臓がたくさん集まっています。
長時間のデスクワークをしている人や、日ごろ家であまり動かないという人、身体がよく凝る、という人は骨盤周りが凝り固まっている可能性があります。
骨盤周辺には内臓がたくさん集まっているのにも関わらず、あまり動かない、長時間同じ姿勢というのは血行不良を招きます。
血行不良を起こすと、当然、骨盤内にある内臓なども冷えてしまいます。
また、あまり動かないでいると、筋肉が思うように動けずに内臓自体が全体的に下に下がってしまう、ということもあります。
すると骨盤内でぎゅうぎゅうになっている子宮も思うように動けず、固まってしまい、
生理痛が起こる。
というパターンです。
骨盤周辺の凝りから起こる生理痛の場合には、その凝りを解消しましょう。
骨盤体操などや(動画サイトを検索するとたくさん出てきますよ)ストレッチなど、凝り固まらないように、ある程度同じ姿勢でいたら、5分休憩して、ストレッチやヨガを行うようにしましょう。
生理痛の原因2:貧血や栄養の偏り
貧血気味な人は生理の際の経血でさらに貧血がひどくなり、それが腹痛・頭痛という形で出ることも。
また、子宮筋腫の人も貧血になりやすいため、生理痛がひどくなりやすいようです。
偏食・栄養の偏り気味な人は貧血にもなりやすいですし、
女性ホルモンの分泌が悪くなるため、生理痛がひどくなりがちです。
40代の更年期に向かっている年代の方は特に栄養バランスに気を付けないと、女性ホルモンは減少一途なので、さらに生理痛がひどくなる恐れがあります。
貧血・偏食から起こる生理痛には貧血予防に鉄分が多く入っている食事や、ホルモンバランスを整えるナッツ類、バナナが良いでしょう。
また、生理痛を緩和する、と言われているEPAが入っている青魚などもおすすめです。
生理痛の原因3:冷え
女性が訴える生理痛の中で一番原因として多い、と言われているのが冷えから起こる生理痛です。
元々冷え性な人や冬でも冷たいものを飲食している人は冷えから起こる生理痛があることが多いようです。
また、上でも述べたように、40代以降は女性ホルモンの分泌が減少するため
血行不良になりやすく、冷え性ではなかった人が冷え性になることもたくさんあります。
私も、若い頃は生理痛がひどく寝込むほどだったのが、子供を出産してからは治まったのに、更年期にさしかかって、また生理痛がひどくなりつつあります。
冷えから起こる生理痛の場合には、とにかく体を冷やさないことが大切です。
下腹部にカイロなどで温めてみたり、生理の時に腹巻などをつけるだけでも温まります。
日頃の食生活でも体を温めてくれるような食材を使うのもよいでしょう。
生理痛の緩和に鎮痛剤を使うのはよいこと?
生理痛でどうしても痛みに耐えられない場合、時間があれば婦人科で検査してもらいお薬を処方してもらったほうがよいでしょう。
痛みが継続すると精神的な負担も大きくなるので、さらに生理痛が悪化してしまう恐れがあります。
市販の鎮痛剤を使う場合には、きちんとルールを守って鎮痛剤を飲みましょう。
でも鎮痛剤はあくまでもその時の痛みを緩和させるだけなので、根本からその生理痛の原因をしっかりと知ることが大切になってきます。
また、生理痛の改善に漢方やサプリメントなどを役立ててもよいかもしれません。
漢方薬は即効性はありませんが、身体の根底を治癒してくれるため、2,3か月は使ってみるとよいでしょう。
またサプリメントで生理痛を緩和する場合には、女性ホルモンに似た作用のあるイソフラボンサプリメントや
女性ホルモンの調整作用のあるマカやプラセンタがオススメです。