女性のほとんどは10代前半に初潮を迎えます。
それから30年あまり、生理は女性の体とともに当たり前のものとなって生活してきました。
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そして閉経近くの50歳前後になると、生理もいろいろな変化が起きてきます。
その1つが【不正出血】です。

更年期は生理なのか不正出血なのか見極めが難しい

生理はエストロゲンとプロゲステロンが交代に分泌されて起こります。
しかし閉経に向かい、女性ホルモンの分泌量の減少が起こります。
当然、ホルモンバランスが崩れるため不正出血が起こることもあるのです。

生理周期なども不安定になるため、更年期になると
生理なのか?不正出血なのか?
と見極めることが難しくなることもあります。

生理なのか不正出血なのか医師に診断をゆだねる際には
生理ダイアリーや基礎体温表をつけておくと役立ちます。

更年期に乱れる生理と不正出血

生理以外で出血するものはすべて【不正出血】です。

閉経は、ある月突然生理が止まった、というものではなく
閉経に至るまでの生理には非常に個人差があり
生理周期が乱れる・生理期間自体が短くなる(または長く続く)・経血量が減る(増える)
など、不規則な症状が顕著に起こるようになります。

このような生理不順が繰り返されると排卵がない生理である【無排卵月経】になることも。
無排卵になってしまうと、今まで排卵日から生理がくる日を予測していた人でさえも、生理予定を予測することが難しくなってしまいます。

更年期の生理と不正出血の違い

更年期においては基礎体温や生理が不安定になるため
生理なのか不正出血なのか、非常に見極めは難しくなります。

いつもとは違う?と感じる出血があった場合には
不正出血を疑いましょう。

注意したい出血
  • いつもの生理の経血よりも色が濃い
  • 出血がすぐに止まってしまった
  • だらだらと出血が止まらない・生理が終わらない
  • 経血量がいつもよりも少ない
  • いつもの生理よりも出血が多い
  • このように明らかに普段と違う生理の場合には
    生理だけではなく不正出血を疑う必要があります。

    不正出血は更年期の期間にはどうしても多くある症状ではあるものの
    更年期という年齢から考えると婦人病の疑いが完全にない、とも言いきれず
    中には子宮がんといった重大な病気が隠れていることもあります。

    40代以降は子宮の病気のリスクが高くなる

    特に40代以降は子宮の病気のリスクが高くなります。
    更年期だし、不正出血はある程度は仕方がないと勝手に自己診断をせずに
    生理不順が続いたり、不正出血が続いたら婦人科での診察を受けるようにしましょう。

    更年期にあたる時期に生理不順・不正出血が起こるようになったら
    卵巣機能の低下】【女性ホルモンのエストロゲンの減少】が起きていることがわかります。

    更年期は生理のある女性であればだれにでも訪れるものです。
    深刻な更年期障害にならないよう、普段から予防を心がけたいものですね。

    更年期の不正出血と生理の見極め まとめ

    更年期による生理と不正出血の見極めは基本的にはとても難しいと言わざるを得ません。
    私自身も生理予定日に出血があったので、あ、生理がきたなと思い、普段とおりナプキンを使用しましたが、1日も出血は続かず、結局生理自体はその1週間後にきた、ということもあれば
    生理より早いな・・・また1日程度で終わる出血かな?と思っていたら
    2週間ほど出血が続いたこともあります。

    いつもと異なる生理不順が続いたり、ひどい不正出血がある場合にはすぐに婦人科で診察してもらいましょう。
    できれば定期的に婦人科で検診をうける、かかりつけの婦人科医を見つけておくことが大切です。
    随時移り変わっていく自分の更年期の症状を医師に相談できますし、すぐに対応もできやすくなります。