女性の更年期障害の原因が女性ホルモンの減少(エストロゲンの減少)から起きるように男性の更年期障害も男性ホルモン(テストステロン)の減少とストレスが大きく影響しているといわれています。

 

男性ホルモンは40歳ごろから減少をはじめます

男性には男性ホルモンしかないと考えがちですが、男性の中にも女性ホルモンはあります。
ただ男性の場合20歳くらいまでは、精巣と副腎でつくられる男性ホルモンの量のほうが圧倒的に多いのです。
加齢とともに精巣の機能が衰えていくため、人によっては、20歳を過ぎるころから男性ホルモンはゆっくりゆっくりと減少していってしまいます。
一般的に40歳頃から、男性ホルモンの減少が加速していき、60歳になると、40歳の時とくらべて平均25%もホルモン量が低下しているという研究結果が出ています。

男性ホルモンの量にはもともと、個人差があるので、減少してしまう量が問題なのではなく、急激にガクっと減ってしまうことが問題になります。
この急激に男性ホルモンが減った時期に、職場、家庭において、過度なストレスに襲われると、男性の更年期の症状がよく強くあらわれる、と考えられています。

スポンサード リンク

 

男性ホルモンの減少が心と体に及ぼす影響

認知機能や記憶、物事の判断力にも実は男性ホルモンが関わっているのではないか、ということが近年わかってきました。
男性ホルモンがつかさどるのは、性機能や性欲だけではない、ということです。

男性ホルモンには骨を強くし、筋肉を太くする働きがあるために、男らしいガッチリとした体型がつくられるのですが、男性ホルモンが減少すると、脂質や中性脂肪やコレステロールを代謝する機能も低下して、内臓脂肪や皮下脂肪が増え、太めな体型に変わってゆく傾向があります。

男性ホルモンには赤血球の量をふやす造血作用や、血管をやわらかく保つ作用もあるため、男性ホルモンが減ると動脈硬化が起きやすくなる、ということにもなるのです。