LOH症候群の治療には「ホルモン補充療法」が有効である、ということはすでに述べましたが、そのホルモン補充療法を行うことで懸念される副作用は以下のとおりとなります。

 

ホルモン補充療法による副作用

多血症 ・前立腺肥大症 ・肝機能障害 ・睡眠時無呼吸症候群
LOH症候群LOH症候群のホルモン補充療法は、テストステロンを筋肉注射する方法で筋肉注射による治療方法から起こる肝機能障害の副作用はまれである、とされています。
また、前立腺がんを誘発する可能性については、これまでの臨床データではアンドロゲン(男性ホルモン)補充療法の対象者が前立腺がんに罹る割合については一般的な割合と同程度のようです。

前立腺肥大症の進行とアンドロゲン(男性ホルモン)補充療法による関係についても今のところ臨床データ上は関係性がないというデータが挙がっています。

が、そのそも前立腺肥大症の原因は男性ホルモン過多によるもの、のため、LOH症候群のホルモン補充療法を行う場合には副作用が懸念されるととらえていたほうがよいでしょう。

多血症は、血液内の赤血球の数が増加する症状で、血栓などによる心筋梗塞・脳梗塞と関連性のある症状である、と言われています。
ホルモン補充療法によって多血症を引き起こすデータはありますが、ホルモン補充療法による治療中に血液検査や投与回数などの管理を医師としっかりと行うことでリスクは軽減されます。

なお、LOH症候群の治療に対する副作用やリスクについてはすべてがわかっているわけではありません。
個人の体質や持病なども考慮したうえで治療の判断が行われますので、治療期間中に状態が変化した場合(特に、持病をお持ちの方や過去に同じような病態に陥った方)は、すぐに病院で診てもらうようにしてください。