0028更年期を迎えると、体も衰えはじめます。
人によって程度は違いますが、疲労感や不快な症状が出てきやすくなります。
それゆえ、年齢が40代前半ごろからは何か不快な症状が出始めると「更年期だから」と更年期障害の症状のひとつである、と思いこんでしまうこともよくあります。

周囲からも「更年期なんじゃないの?」と言われることもしばしばでしょう。

更年期障害の症状にすべての不快な症状をあてはめてしまうことは危険な場合もあります。
病気の中には、諸症状が更年期障害の症状ととてもよく似ている病気があるからです。
バセドウ病もそのひとつ。
バセドウ病の症状は更年期障害の諸症状とよく似ていることもあり、更年期だと思っていたら、知らないうちにバセドウ病が進行していた、ということもあるのです。

バセドウ病とは

バセドウ病は発汗・疲労感・イライラなどの症状があり、更年期障害の症状ととても似ています。

バセドウ病は甲状腺ホルモンの分泌量が暴走してしまうことで起こる「甲状腺クリーゼ」という病気の前段階で、更年期障害とはまったく別の病なのです。

更年期障害とバセドウ病を見分けるためには、更年期にありがちな鬱症状がバセドウ病の場合には躁状態になることが多く、さらに、更年期を迎えると、体を動かすことも疲労感などから億劫になる方が多いのですが、バセドウ病の場合には、とにかく体を動かさないといられない、という症状があります。

食欲も旺盛になって、たくさん食べるのに、動きすぎてしまうことから痩せていってしまう人が多いのも特徴です。

更年期障害だと思いこみ、自己判断して、診察を受けないでいると、実はバセドウ病があり、進行し、悪化してしまう場合もあります。