更年期,骨密度,検査

骨の密度や強さは外側からはわかりませんよね。

それを教えてくれるのが骨密度の測定です。
更年期に入ったら必ず受けておきたい【必須検査】の1つです。

骨密度の検査の仕方 どんな風に検査をするの?

骨がどれくらい強いか、骨強度は「骨密度」と「骨質」で決まります。
このうち検査しやすく、骨折リスクの重要な目安になるのが骨密度です。

検査方法には、X線で背骨や大腿骨を測定する「DXA(デキサ)法」、手首の骨を調べる「MD法」超音波でかかとの骨を測る方法などがあります。

最も制度が高いのはDXA法で、この機械がある施設は限られているそうです。
最初はどの方法でもよいので、とにかく測定してみることが大切です。

骨の貯金がどのくらいあるのか、閉経後に急激に減り始めていないか、などチェックしてくださいね。

検査は骨粗鬆症に詳しい整形外科や内科、婦人科などで受けられます。
以下のホームページで検索すると骨密度検査や骨粗鬆症治療が受けられる各地の医療機関がわかります。

骨粗鬆症財団 http://www.jpof.or.jp/
RICH BONE  http://www.richbone.com/

骨粗鬆症の検査費用はいくらくらいかかるの?

検査の際には、以前 骨折したことがあったり、家族に骨粗鬆症の人がいる場合には
「骨が心配で」と医師に伝えると健康保険が適用になることもあります。

例えば、DXA法の検査料は3割負担で1080円(初診料などを除く)
もちろん健康診断や人間ドッグでも測定できます。

検査結果は、若年成人平均の何%(YAM値)という形で表します。
これは骨が最も丈夫な時期である20~44歳の健康な女性の平均骨密度を100%として、現在の骨密度がどの程度かを示すものです。
一番いい時期と比較し、どの程度減ったのかが分かる、というわけですね。

このYAM値が70%未満だと骨粗鬆症、70%~80%の場合には骨量減少と診断されます。
更年期に一度測定したことがある人も、しばらくおいてから再度、測定すると骨の減り幅やスピードが分かるようになります。

骨強度検査による診断基準

・YAM80%以上・・・正常値。骨密度は腰椎を測定するのが原則ですが、それ以外の場合でもOKです。
・YAM70~80%未満・・・低骨量の状態。ただしこの範囲の骨密度でも、ちょっとしたことで骨折することがあれば骨粗鬆症と診断されます。
・YAM70%未満・・・

骨粗鬆症の治療は症状に応じて骨密度増加薬を使い分けること

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骨折をした人はすぐに治療を開始しましょう。
骨密度がYAM70%台でも、閉経や家族歴などがあればやはり治療開始したほうがよいでしょう。

重症度や年齢、更年期障害の症状の有無に応じて、その人に会った薬が選ばれます。

骨粗鬆症の薬はどのようなものが使われるの?

骨粗鬆症の治療目的は、骨折予防です。

治療の柱になるのは運動・食事・薬。

薬による治療が必要となるのは、ちょっとしたことで骨折したことがある人や
骨密度がYAM70%未満の人。
またYAMが70%台でも、閉経や過度のアルコール摂取や喫煙、家族の既往歴といったリスク要因がある場合には、骨折の危険性が高い、とみなされ、治療対象になります。

使われる薬は主に3種類。
・骨からカルシウムが溶けだすのを強力に抑えるビスフォスフォネート製剤
・骨や血管にだけ女性ホルモンと類似作用を発揮して骨を守るサーム
・ホルモン補充療法で使われる女性ホルモン製剤

いずれも骨密度増加、骨折予防効果が認められています。

高齢で骨密度がかなり低い人にはビスフォスフォネート製剤が第一に使われます。
閉経後10~15年までの女性で、骨量減少がさほどひどくない場合には、骨吸収をマイルドに抑えるサームが利用されることが多いようです。

サームは比較的新しい薬で、女性ホルモンに似た働きをしながらも、乳腺や子宮に作用しないのが特徴です。
近年では肌弾力性の向上に効果があったという報告もされています。

女性ホルモン製剤はビスフォスフォネート製剤が登場する以前には骨粗鬆症治療の中心的な薬でしたが、現在はホットフラッシュなどの更年期障害の症状がある人のみに使われています。

つまり
更年期障害の症状を改善しながら骨粗鬆症予防にもなる、ということになります。

ほかには、骨に必要な栄養素であるカルシウム製剤や活性型ビタミンD3製剤、ビタミンK2製剤などが使われます。