生理のある女性であれば誰もが避けることのできない閉経と更年期。
更年期は40代後半からと言われていますが
症状の出方、出始めなどは人それぞれで早い人であれば30代後半から
遅い人だと60代、と閉経にも差が生じます。
日本人の平均閉経年齢は50歳と言われているものの、これだけ閉経年齢にも差があるのです。
更年期障害には遺伝的要素はない
更年期障害は世間的にもやっと「女性にとってつらいものである」と認められてきています。
そのつらさは人によって個人差があるものの、遺伝的な要素はありません。
もちろん、体は親から受け継がれたDNAもあり、遺伝情報として体内に組み込まれていますが、更年期に更年期障害が起きてしまう要因は、遺伝的要素よりも環境要因のほうが大きいのです。
生活環境・食べ物・ストレスの度合いなど様々な環境要素によって影響を及ぼします。
私の母は更年期障害として現れたものは閉経前ではなく閉経後で
冷え・関節痛・頭痛・骨粗鬆症です。
元々、冷えも頭痛も関節痛もなかったのに閉経後、一気に起き、骨粗鬆症に発展したようです。
しかし私の場合は現時点で頭痛と軽いホットフラッシュに悩まされています。
家庭の数だけ、いろんな日常生活の環境が異なりますから、更年期障害と遺伝は全くないといってよいものだと思われます。
更年期障害の症状とは
更年期障害は、閉経前後に女性ホルモンの分泌の減少から、自律神経に乱れを生じるようになります。
するとほてり(ホットフラッシュ)・発熱・冷え性・手足のしびれ・関節痛などや
ひどい場合には鬱、パニック障害などを引き起こしてしまうこともあります。
更年期時期の女性の9割が何らかの症状を体に感じ、身体の変調が現れる、と言われています。
この症状は閉経前がひどかった、という人もいれば
閉経してから数年、ひどかったという人もいて、更年期障害の症状には年齢幅があります。