更年期になると手足がしびれる。と思っている方もたくさんいるでしょう。
朝起きた時に、激しい首の痛みとともに手足の痺れがある。

更年期のホルモンの減少から起きてるんじゃないのかな・・と
簡単に更年期のせいにするのは危険です。

手足の痺れ それはストレートネックかも

手の痺れ ふるえ確かに、老化から筋肉が衰え頸椎に負担がかかって首が痛くなることもあります。
首の椎間板ヘルニアや頸椎症、怪我の後遺症や神経障害など様々なことが原因になっていることもあります。
さらに肩こりや寝違えも重度になると痺れの原因になります。

が、上記のようなものが原因ではない、原因不明な手足の痺れ。
首から背中にかけて痛みがあり、その延長から腕やひじ、指先あたりまでしびれる、痛みがある
という場合にはストレートネックが考えられます。

ストレートネックとは?

ストレートネックは緩やかなS字を描いてカーブすべき頸椎が、猫背やうつむき姿勢を長時間続けていることからカーブを失い、ストレートな首になってしまう状態です。

寝ているときに、あおむけ姿勢で寝ていると、本来は自然に反っている状態であっても負荷がかかってしまうため、目覚めて起きようとすると首が痛むというわけです。

自覚症状がある場合には、整形外科など医療機関を受診しましょう。

ストレートネックが原因から手足がしびれてしまう理由とは

ストレートネックは、頸椎の変形から起こるのです。
頸椎がゆがむことから脊椎から伸びている神経が圧迫されて頸椎症性神経根症というものになってしまうことが、腕からひじ・手の先までしびれてしまう原因です。

頸椎は全身の骨格に影響を与える重要な部分。
頸椎の歪みは腰椎・骨盤の歪みの原因となり、腰・手・足に痛みやしびれの症状が出るようになります。

ストレートネックのその他の症状

ストレートネックは手足の痺れや首の痛み以外には、頭痛やめまい、吐き気、自律神経失調症など全身に影響が出ます。
この症状は手足のしびれも含め、更年期障害の諸症状にも似ているため
更年期前後の年齢の方は更年期による症状だ・・・と思い込んでしまうかもしれませんが
それはとても危険です。

しびれも重度になると手足に力が入らなくなる脱力の症状まで出てくるようになるため、
起き抜けに首が痛く、手足の痺れがあり、何日経過しても治らない場合には
整形外科を受診するようにしましょう。