更年期には様々な部位が痛くなることもあり、関節痛や肩こりは代表的ともいえるものです。
そして、首が痛い、という人もかなり多くいるようです。
更年期には血行不良から首が痛むこともあります。
では、どうして首が痛くなるのでしょうか?
更年期に首が痛くなる原因とは
首には大きな負担がもともとかかっています。
首の骨(頸椎 けいつい)は重さ6~8キロもある頭を支え、上下左右に動かしたり、回転させたりと
結構複雑な動きをコントロールしています。
それだけに首には日頃大きな負担がかかっています。
さらに加齢によって首の筋肉が弱まったり運動不足から首をあまり動かさないでいると首の筋をちがえたり、
首の凝りから筋肉痛を起こしたりします。
首の痛みを訴える方の多くはこのようなタイプで、日常生活の習慣を見直したり鍛えることで改善されます。
しかし年齢を重ねるごとに頸椎そのものも老化してしまいます。
頸椎がすり減る、クッションとなっている椎間板の変形が生じると慢性的な痛みやしびれを起こすようになってしまいます。
首の痛みから考えられるもの
頸椎の中央にある神経幹を脊髄といいます。
脊髄から枝分かれした神経は肩や腕につながっています。
そのため頸椎が変形すると首の痛みだけではなく、肩の痛み、吐き気、手の痺れ、あるいは脚のしびれによる歩行障害。
さらには排尿障害にまで発展することがあります。
このような症状に発展すると、本人がつらいのは一番、また治療には長期間要します。
ケースによっては手術しなければならなくなるので、できれば首の凝りや筋肉痛を感じた時点で早めに医師に受診することが大切です。
首の痛みを改善・予防する
運動で首などをリラックスさせる
現代ではパソコンの普及もあり、首の痛みを訴えている人が増加傾向にあります。
最大の原因は良くない姿勢を長時間続けていることにあります。
パソコン作業をしている人の多くの姿勢として 背中を丸め、顔を少し前に突き出す
こんな姿勢していませんか?
この姿勢、頸椎にとっては不自然な状態です。
特にアゴを突きだすと首が後ろに反り頸椎や首の筋肉を緊張させることになります。
長時間この姿勢を続けていると、首や肩の血液の流れが悪くなり、疲労物質である乳酸などが蓄積し、凝りや痛みを引き起こします。
首の痛み予防と改善として、まず背筋を伸ばし、アゴを少し引く姿勢を心がけましょう。
パソコン作業だけではなく、テレビを見ているときもこのような姿勢をしていることが多いので、注意しましょう。
*画像参照 http://www.straight-neck.com/sisei/
長時間同じ姿勢を続けると、首や筋肉や頸椎に大きな負担がかかります。30分に一度は席を立って以下のような運動をしましょう。
(1) 首を左右にゆっくり倒す(5秒くらいずつ交互に5回)
(2) 顔を左右にゆっくり向ける(首の筋が少し張る位置まで向ける。5秒ずつ交互に5回)
(3) 肩を大きくゆっくり回す(前回しと後ろ回しを5回ずつ)
(4) 腕を上げてブルブルとふるわす(腕を下げてブルブルふるわす)
結構大変そうな気がしますが、すべて行っても3分程度です。忙しいときでも合間を見つけて行うようにしましょう。
体を少し動かすだけでも血行は良くなり疲労物質がたまりにくくなります。
この運動は首・肩・腕などをリラックスさせるためなので、力をいれずにゆっくりと行いましょう。
ただし、首の痛みが強い場合には、いきなり運動をしないこと。受診して鎮痛薬などを処方してもらい、その上で医師の指導のもとで運動を始めてください。
また、眼鏡の度が合っていないと、デスクワークのときに前かがみの姿勢になりがちです。
背筋を伸ばし、アゴを引いた姿勢で見やすいように、眼鏡の調整をしましょう。
首の痛み予防と改善に
首の痛みの原因が直接的に打撲などのものであれば
数日経過すれば治りますが、更年期や加齢による骨密度の減少などから起こるものの場合
根底部分の予防と改善をしなければ、逆に何度も痛みが起こりやすくなってしまいます。
更年期・加齢による骨密度を減らさないようにするには
- ホルモン補充療法を行う
- 漢方での根治改善をする
- サプリメントで痛みを軽減させる
といった方法があります。
⇒ホルモン補充療法についてはこちらから
ホルモン補充療法は婦人科・更年期外来などで行うことができます。
が、通院しなくてはならない、副作用が出ることもあり得る といった面もあります。
⇒更年期と漢方についてはこちらから
漢方には即効性はありませんが、身体の根底部分から緩やかに整えるモノです。
ローヤルゼリーにしか含まれない成分 デセン酸は
関節痛予防だけではなく、コレステロール値・血糖値・血圧を下げる効果があり、滋養強壮効果もあります。
美肌効果や自律神経を調整する作用もあるため
更年期障害や関節痛などに悩む方にオススメです。
当サイトがオススメしているローヤルゼリーは日本養蜂ローヤルゼリーA錠
ローヤルゼリーA錠 です。
ローヤルゼリーA錠は日本養蜂が原料と製造にこだわって作られたローヤルゼリーです。
一般のドラッグストアなどでは入手することはできません。
それだけ、特別なローヤルゼリーなのです。
ちょっと気になる首の障害・病気
首の痛み以外に手足にしびれがある、吐き気がする、といった場合には注意が必要です。
頸椎に次のような障害が起きている可能性があります。
頚椎症(けいついしょう)
加齢などから椎間板の柔軟性の低下から骨と骨の間のクッションが弱くなります。
すると頸椎そのものに強い力がかかり変形しやすくなります。
その結果、頸椎から腕に伸びる神経が圧迫され、手や指のしびれ、感覚異常(感覚がない)、手が動かしづらいといった症状がみられるようになります。
脊髄が圧迫された場合には脊髄は全身につながる神経の中心のため、さまざまな症状が起こります。
典型的な症状としては手の痺れや麻痺(ボタンがかけづらい、お箸を持ちにくい、字がちゃんと書けないなど)、脚のしびれや麻痺(つまづきやすい、脚が動かしづらいなど)、排泄障害(尿が出づらい、トイレが近い、便秘んど)があります。
頚椎椎間板ヘルニア(けいついついかんばんヘルニア
椎間板にはゼリー状の物質が詰まっており、クッションの役割をしています。
加齢などから頸椎の椎間板自体が変形した場合にも神経や脊髄を圧迫すると頸椎症と同様の症状が起こります。
頸椎症は更年期前後に多くみられますが、頸椎椎間板ヘルにははプレ更年期の30代から40代の方にも少なくはありません。
両方とも、首の凝りや筋肉痛以外では首の痛みの症状の中でも最も多くみられるものです。
放置していると悪化しやすく、痛みも激しくなるので早めに受診しましょう。