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つら~い肩こりに悩まされる女性は更年期だけじゃありません!

が、更年期は自律神経のバランスが乱れることから、どうしても冷えや肩こりが起こりがちです。
お金や手間をかけずにとっておきの肩こり解消方法をご紹介しますね。

肩の緊張をほぐす最高のリラックスタイム 入浴で肩こり解消!

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肩の血行が悪くなることでこわばるのが肩こり。
更年期は前述したように、血行不良が起こりやすいため、どうしても肩こりや首のこりが起こりがちです。

入浴は血行を促進し、こわばりを緩めてくれるので肩こり改善にとても役立つのです。

入浴が肩こりに効く3つの理由

温熱で新陳代謝を活発に!

お風呂は体を温める効果は抜群ですよね。
湯船に浸かってしっかりと温まることで全身の血液循環が良くなり、更年期に低下している新陳代謝も活性化します。
結果、筋肉の細胞からの老廃物の排出がスムーズになり、不快なこりのもととなる疲労物質が取り除かれることに。
さらに、ぬるめのお湯には自律神経の副交感神経を優位にする作用があるのです。

更年期には自律神経のバランスも乱れがち。入浴することで副交感神経の働きから筋肉の緊張が緩み、末梢血管が拡張することも、血行促進・こりの改善につながります。

水圧で血液循環をアップ!

お湯につかると体に水圧がかかり、その強さはウエストを3~6cmも縮めてしまうほどなのだそうです。
そして、この水圧にも血流促進作用があります。

まずは足先などの末梢に停滞した血液が水圧によって心臓のほうに押し戻されることで、全身の血液循環が良くなります。
また、腹部に水圧がかかることで横隔膜を押し上げ、肺の容量を減少させることにより、呼吸の回数が増加。それにともない、心臓機能も高まり血行がアップします。

浮力で筋肉の負荷を軽減!

水には物体を浮き上がらせる力=浮力があります。
お湯に首までどっぷりとつかると体の重さは浮力により、なんと1/9程度までになります。
(あ~、、、お湯の中体重いいなぁ・・・w)
そのおかげで両腕を支えている方の筋肉への負荷がぐんと軽減されます。

筋肉が緊張から解放されるため、こりがほぐれます。また、筋肉が緩むことで脳もリラックスした状態になり、副交感神経が活性化。
リラクゼーション効果で気分が癒され筋肉の疲労回復も早まります。

肩こり改善!リラックス入浴方法

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入浴の効果をより高めるには、ちょっとしたコツがあります。
ポイントはお湯の温度の入浴時間、浸かり方。
入浴剤や簡単なストレッチをプラスすればさらに効果がアップします。

ぬるめのお湯にじっくりつかる

肩こり改善に適したお湯は「ぬるめ」。
季節によって多少は変わりますが、大体39℃~40℃。

ぬるめのお湯がよいのは、まずは副交感神経が優位になり、心身がリラックスモードになること。
次に、ぬるめだと長くお湯に浸かっていられることです。

心臓から送り出された血液が全身を巡り、再び心臓に戻るまでの所要時間は約50秒。お湯に長くつかればそれだけ、温まった血液が体全体を何度も循環するため、末梢の毛細血管にも血液が行き届きます。
すると、身体が温まり入浴後も冷えにくくなります。

最低でも5~10分、額にうっすらと汗をかく程度を目安に、のぼせそうになったら途中で一度湯船から出るなどして、なるべくじっくりと浸かりましょう。

全身浴で首までしっかり温める

肩がこっているときには、首までつかる全身浴が〇

半身浴はデトックスには良いのですが、首や肩がこっている場合にはお湯で直接温めてあげたほうが気持ちも良く、血行促進もスムーズです。
体全体を温めるのに全身よくだと5~10分ですが、半身浴だと20分ほど浸からないとなりません。

さらに浮力の効果や水圧の効果を得るためにも全身浴のほうが良いのです。
のぼせやすい更年期の症状がある人は、最初は全身浴、都ちゅうで半身浴に切り替えることで長く浸かっていられます。

湯船のゆおけをしずめて腰かけ代わりにしたり、お湯を抜いて湯量を減らして体調に合わせて全身浴と半身浴を使い分けましょう。

入浴剤で温浴効果をアップ

お湯に入浴剤を入れると、さらに温浴効果が高まり血行促進にも。
とくに肩こりにおすすめなのは、炭酸ガスや無機塩類(硫酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなど)を含む入浴剤。
お湯に溶け込んだ炭酸ガスは皮膚から毛細血管に入り込み、血管を拡張して血流を促します。

また、無機塩類は皮膚表面にベールを作り、保温効果を高め湯上り後もぬくもりをキープ。
入浴剤の香りにはリラックス効果もあります。

ストレッチで肩をほぐしましょう

湯船に浸かりながら簡単な方のストレッチを行うといっそう効果があり筋肉を就職させることで血行が促され、入浴とのダブル効果でこりがほぐれていきます。

両肩を湯船の中で上げ下げしたり、ゆっくりと回したり、腕をまっすぐ伸ばして体の前でクロスさせ、下の腕のひじを曲げながら上の腕を胸のほうに引き寄せるなどしてみましょう。
首筋をかる~くマッサージするのもいいですね。

お風呂に入れないときは

風邪などで入浴できないときは、手浴がおすすめです。
足湯よりも手軽にできるうえ、手は心臓に近いため、足湯よりも早く体が温まり、肩こりもやわらぎます。

洗面器または洗面所のシンクにやや熱めのお湯をたっぷりとはって両手をひじまでひたします。
ひじまでつけられればベストですが、深さが足りなければ手首の上まで浸かればOK。5~10分を目安にお湯がぬるくなったらさし湯をしてよく温めましょう