更年期の症状は漢方での改善にとても向いています。

しかし、大事なことが自分の漢方上での体質を知ることです。
ここでは生理前にお腹が張る瘀血タイプとはどういう体質の人なのか
を書いていこうと思います。

血の巡りが悪い瘀血タイプ

更年期に不調が出る原因の1つに「血の巡りの悪さ」というものがあげられます。

瘀血タイプの生理前の様子

メタボリックシンドローム生理前になるとおなかがふくらみ、普段のサイズのパンツやスカートが
入らなくなったり、きつくなったりします。

また、「もうそろそろ生理かな」と予定を計算していても
なかなか生理がこない、ということも多いようです。

瘀血タイプ その他の特徴

肌の色がくすみがちで血色が悪い、シミそばかすが気になる。
舌や唇、歯茎や爪が紫色っぽい
肩こりや頭痛がよくある
子宮筋腫や子宮内膜症がある

瘀血タイプの生理痛はどんな感じ?

生理痛はとにかくきつく、生理が始まると痛みが始まる。
特に出血量が多いときに痛みがひどくなる傾向がある。

生理日数

このタイプはちょっと長めで7日くらいまで出血が残ることが多いようです。
だらだら続き、なかなかすっきりと終わらないのも特徴の1つです。

生理周期

生理は28日から31日周期が正常範囲とされていますが
瘀血タイプの場合には生理周期は長めで31日くらいの人が多い。
また、以前よりも長くなる傾向もあるようです。

経血の色と量

くすんだ赤黒い色。粘りがある。
レバー状の塊が出ることもある。
量は1日目は少ないことが多いけれど、全体的には多い方。

と、ここまで書いてきて、あ、私、瘀血タイプだな・・・と実感しました。

私も今は更年期に入っているので、生理の量こそ減りましたが
それでも2日目にはレバー状のものが出ます。
そしてレバー状のものが出るときは粘りもあります。

さらに周期は更年期に入り、28日周期っぽくなってきましたが
数年前までは長めで31日から40日周期でした。
閉経が近づいてやっと28日と正常範囲になる・・・という皮肉な形に^^;

そして、若い頃はおなかの張り、生理痛のひどさはたまりませんでしたね・・・。

瘀血タイプの人は運動することで血行を改善しましょう

血行改善には運動が適しています。

生理痛がひどい、下半身が冷える人はウォーキングを

ウォーキング特別、激しい運動ではなく適度な運動でよいので、
1日20,30分のウォーキングを行ってみましょう。
ウォーキングは生理痛がひどく、
下半身の冷えが気になる人の骨盤の血行を
良くするためにもとても良いのです。

通勤や買い物の途中で一駅分歩いてみたり、仕事や家事の合間に散歩してみたり
という程度でよいので毎日続けることを意識してみてください。

頭痛や肩こりがある人、顔色がくすみがちな人は手の上下運動を

血行不良な人は肩に滞っていることが多いので
上半身の血行を良くする手の上下運動をしてみましょう。

手のひらを下に向け、腕を伸ばしてあげる・下げるを10回以上繰り返すだけです。

1日に2,3回行ってみてくださいね。

食べ物やお茶で「血」をめぐらせましょう

a0002_001112しょうがやにんにく、にんにくの芽、らっきょうなどは
「血」の巡りを良くする食べ物です。

ローズティーやシナモンティー、紅茶もおすすめ。
トマトやセロリ、パセリにも「血」を巡らせる働きがあります。

ただし、冷たいまま食べるのは身体を冷やしてしまうのでNG。
炒める、スープにする、などをしてできるだけ暖かくして食べましょう。
セロリはささっと火を通してからサラダにすると食べやすくなりますよ。

瘀血タイプのNG生活

瘀血の原因となるものは
「冷え」「ストレス」「過労」です。
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とくに冷たいものの摂り過ぎには要注意。
冬や冷房で冷えた日には生野菜を控えて、必ず温野菜を食べるようにしましょう。

また長時間座りっぱなしでいると骨盤の中の血液循環が悪くなってしまうので
1~2時間に一度は立って、体を動かしたり、軽く歩くように心がけましょう。