ホルモン療法は内服薬と貼り薬を使用します。

ホルモン療法(HRT)には、錠剤の飲み薬と貼付剤(貼り薬)とがあります。注射ではありません。

ホルモン療法(HRT)で使用する女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあります。

更年期障害のホルモン療法の主体となっているのはエストロゲンで、プロゲステロンは子宮内膜の肥厚を防ぐ働きをしています。
現在、日本国内では、錠剤の飲み薬と貼付剤(貼り薬)が保険薬として認可されています。

 

ホルモン療法:内服薬と貼り薬の内容

・エストロゲンの飲み薬⇒プレマシン、エストリオール、ホーリン、デポシン
・エストロゲンの貼り薬⇒エストラダームM、エストラーナ、フェミエスト
・プロゲステロンの飲み薬⇒プロベラ、ヒスロン、プロゲストン、ルトラール、ノアルテン
*プロゲステロン(黄体ホルモン)は飲み薬のみです。

ホルモン療法(HRT)のホルモン投与方法

ホルモン補充療法(HRT)では内服薬と貼り薬を使う、と説明しましたが、
閉経後どれくらい経っているか、子宮はあるか、妊娠・出産を望むかなどによって
使用する製剤と使用パターンと、そして、投与方法が変わってきます。
ホルモン療法(HRT)の投与方法には3パターンあります

医師と相談の上、療法のパターンと療法の方法が決まります。

 

周期的療法

エストロゲンを毎日服用し、一ヶ月の半分(12~14日間連続)にプロゲステロンを併用する方法です。
プロゲステロンを飲み終わった後には、多くの場合、生理のような出血が起こります。
これは厚くなってしまった子宮の内膜をはがし、子宮内を掃除する役割を果たしています。
もっとも一般的なHRT処方となっています。

 

持続的併用療法

エストロゲンとプロゲステロンを毎日服用する方法です。
この併用療法では、投与開始から最初の半年間ぐらいに不正出血がある場合がありますが、薬を投与する量を変えることで出血をコントロールすることができます。
閉経後数年たつ人や周期的な出血を望まない人に向いています。

 

単独投与療法

エストロゲンのみを毎日服用する方法です。
子宮を摘出した人はプロゲステロンを使う必要はないので、この方法を行います。
また、子宮のある人でも、お試し的に短期間の(3ヶ月以内など)HRTを行う時は、エストロゲン単独で行ないます。