更年期障害の症状で肌が乾燥するということもありますが、肌だけではありません。
口の中、目、膣など身体のいろいろな部分に乾燥する、乾くといった症状があります。
結果、不快症状に悩まされることになりますが、それをドライ症候群と言います。
口の中が渇くといったドライマウスという症状があります。
ドライマウスの主な症状
- 舌と歯がこすれてヒリヒリする
- 食べモノが飲みこみにくくなる
- 味がよくわからなくなる
- しゃべりにくくなる
ドライマウスの考えられる原因
更年期に向い、体の中のあちこちが乾燥してきます。
主な原因は老化。
更年期代表の症状は閉経です。
閉経する原因のひとつであるエストロゲンは皮膚や粘膜を保護し、潤いを保つ、という作用があるのですが、閉経によりエストロゲンが減少するとますます乾燥しやくなってしまいます。
加齢により、唾液の量が減り、口の中が乾燥してくると舌や歯茎、頬の粘膜を守る唾液のコーティングがなくなってしまうことから起こります。
ドライマウスの対策
唾液の酸素を添付した口の中に塗るタイプの保湿ジェルや粘膜の荒れを治すうがい薬などがあります。
ドライマウスのケア商品はまだ販売網が確率されていないため、入手するのが難しいかもしれません。
うちの義母(70代後)も毎日、口の中が渇く、のどがくっつくと言っていたため、歯科医にかかったときに、聞いたのは、
・ほほの下、あごの関節の骨の部分(口をあけると出っ張るのでわかりやすいかと思います)
その下の部分を口を開けたり閉じたりしながらマッサージする方法
・大きく口を開けて発生練習
をすることで、かなり防げるそうです。
注意したいこと
自浄作用のある唾液の減少により、口の中の細菌が増えるので、歯周病にもなりやすくなります。
成人病などの病気が潜んでいることもあります。
気になる場合は、女性専用外来、婦人科、歯科口腔外科、血液内科などに相談しましょう。