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なんだか最近 お母さんがイライラしてることが多い気がする
妻が今までよりも不機嫌なことが多い

お母さん、妻が 疲れてそう、けだるそう、頭痛がしょっちゅうあるみたい、、、
などなど、そんなお母さんの姿を頻繁に見かけたら
ぜひ、このページを読んでください。

突然ですが、あなたの妻・お母さんはおいくつですか?

40代後半から50代だとしたら、それは更年期による更年期障害かもしれません。

まさか、お母さんや奥さんの年齢がわからない・・・
なんてこと、ありませんよね?

私だったら、それだけで突っ伏して泣くレベルです(とは大げさですが)

kutikomi1お母さんて確か、、、51歳だったよね。

 

 

icon_business_man12俺より2つ下だから、多分そうだな。

kutikomi151歳だと更年期ってことになるんだ?

そうです。ここでは更年期の定義と更年期障害の症状について紹介していきます。

奥さんやお母さんがもしかして・・と感じたら、ぜひ読んでください。

そして読んでいるあなたが娘さんだったら、いずれは自分にも降りかかることなのだ、ということ覚えておいてくださいね。

更年期とはいったいどんなもので期間はあるの?

更年期というのは年齢でいうと45歳から55歳の10年間を示す期間です。
これは、当の世代の女性でも知らないっていうことあるので、覚えておいてくださいね。

ではなんで45歳から55歳なんていう半端な期間なのか、というとそこに大きく関係してくるのが
「閉経」です。

日本人女性の平均閉経年齢は50歳と言われています。

更年期はおよそ45歳から10年間。平均閉経年齢は50歳

閉経する前とした後の5年ずつ、つまり10年間はいろ~んな症状が出るモノ。

それが「更年期障害」なんです。

女性の中にも閉経が更年期と思っている人がいるし

55歳過ぎても閉経しまい人もいる。

更年期障害の症状も重い人もいればまったく感じないという人もいます。

本当に個人差が大きいものなんです。

kutikomi1だけど妻やお母さんは体調悪そうなのはなんで?更年期に体調不良になる理由は?
更年期の定義はわかっていただけましたか?

では次に、体調不良になるお話をしましょう。

女性ホルモンのエストロゲンが体調不良に大きく関係している

体調不良になる理由に女性ホルモンが大きく関係しているのです。

男性にも少量ですが、女性ホルモンがあるんですよ。

その女性ホルモンの中の「エストロゲン」がとっても大きく関係しているのです。

エストロゲンというのは別名「美のホルモン」とも呼ばれるホルモンで、女性が生きていくうえで女性らしさを失わないために、女性らしくいられるようにさまざまな働きを体内でしてくれているんです。

例えば、女性と男性とでは体つきが全然違いますよね。

思春期に入って初潮を迎えた女性は、10代後半にもなればウエストがくびれ、バストが大きくなり女性らしい体つきになります。
肌もつやつやぷるぷるですよね。

そんな風にしてくれているのも、女性ホルモンのエストロゲンが働いてくれているからこそなんです。

つやつやとした髪の毛を生やしてくれるのもエストロゲンだし
骨を元気にしてくれているのもエストロゲン

エストロゲンの働きというのは多岐にわたるわけです。

kutikomi1それと更年期障害とママの症状と何が関係あるの?

 

 

まぁまぁ最後まで話を聞いてください。

閉経に近づくとエストロゲンは急激に減少します。

40代前半くらいから徐々にエストロゲンは減少開始しているのですが
45歳後半にもなるとエストロゲンは急激に減少し始めるんです。

そうなると・・・

そうです。今まで受けていた恩恵が得られなくなるので

肌はかさかさ、髪の毛もぱさぱさ、骨もすかすか、体形も崩れてきてしまうんです。

だから「お母さん、急に年取ったね」「うちの奥さん、なんだか疲れてきてるな」
って感じるかもしれません。

でも、それを口に出したらダメですよ。

さらに更年期のつらさは続く!卵巣機能の低下から自律神経が乱れる

更年期障害の症状は多岐にわたる、とお話ししましたが
女性ホルモンであるエストロゲンが減少するだけではないんです。

卵巣機能の低下
これは実は非常に更年期障害に大きく関係しているんです。

大体、人類のDNAとして20代の若いころに子供をおなかに宿し10か月健康に育つように育むようにできています。

ですから30代後半になると(差別的な意味ではありませんよ)「もう生む役目を終えた」ということになってしまうんです。

すると、卵巣機能が低下を始めてゆくわけです。

卵巣機能は女性ホルモンを分泌させるという働きを担っています。

卵巣機能が自ら女性ホルモンを分泌しているわけではなく、
女性ホルモンを分泌させるためには、脳の視床下部が卵巣に「女性ホルモンを分泌せよ!」という指令を出しています。

しかし、卵巣機能が低下しているため、このこの命令をうまく受け取ることができません。
すると、視床下部はずーーーっと延々「女性ホルモンを分泌せよ」と命令し続けることになります。

命令しても働かないことに対して、脳下垂体も混乱を生じます。

すると・・・・

脳の視床下部の近くにある「自律神経が大きく影響を受けます

自律神経が影響を受けるとどうなるか・・・・・・・・・・・

というと、自律神経失調症のような症状が起こるようになるのです。

更年期障害の症状は自律神経失調症と非常によく似ています。

それもそのはず、自律神経のバランスが崩れるわけですから、似たような症状が起きて当然なんです。

更年期障害の症状は本当にいろいろある こんな症状があるんです

では、今、あなたの奥さんやお母さんに起きている症状。
どんなものでしょう?

更年期障害の症状が自律神経の症状に非常によく似ていることはわかりましたよね。

具体的に言うと以下のような症状が40代後半以降に出てきたら更年期障害だと思ったほうがよいでしょう。

体に起こる・出る症状

  • 片頭痛や緊張型頭痛が頻繁に起こる
  • めまい
  • 倦怠感・疲労感・疲れやすい
  • ホットフラッシュ(のぼせ・突然の発汗・のぼせ)
  • 冷え
  • 関節痛
  • 高血圧
  • 動悸、息切れ
  • 乾燥(ドライ)症状 目・鼻・口・膣の乾燥
  • 骨粗しょう症
  • 皮膚のたるみ・しわ
  • 薄毛
  • メタボリック症候群、脂肪代謝異常
  • コレステロールの上昇

精神面の症状

  • 耳鳴り
  • 不眠・睡眠障害(寝つきが悪い・眠りが浅い)
  • 鬱、気分の落ち込み
  • 不安感
  • イライラする、怒りやすくなる

これらすべてが出る人は少ないものの、症状が1つだけということもあまりなく
こんなにたくさんの症状が一気に出るのが更年期なんです。

それくらい、ひどいものなので、
疲れて見えたり、今まで通り家事ができなかったり、優しい人だったのがイライラしてることが多くなったりするのも当たり前なんです。

こんな症状が次々と現れたら あなたはどうですか?つらいですよね。

icon_business_man12そんなにつらいんだったら病院で診てもらうなり薬をもらうなりすればいいんじゃないの?

 

 

 

 

そう思う方もいますよね、きっと。

では、更年期障害の治療方法についてご説明しましょう!

ずばり!更年期障害は病気ではないため完璧に治すという概念はなく緩和・改善の途しかありません!

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ということなんですよね。

更年期障害というのは病気ではないんです。
だから、治療方法はありません。

しかし大きく分けると3通りの改善・緩和方法があります。

婦人科でホルモン補充療法を受ける!でも副作用も否めません

更年期障害が起こる原因は
更年期になって女性ホルモンのエストロゲンが減少することで引き起こされるため
ホルモン補充療法で、このエストロゲンを薬物で補いましょう
という治療方法です。

減少するエストロゲンを補うことで更年期障害の症状を緩和・改善するためのものです。

これは婦人科で血液検査を行い、更年期であることがわかれば医師と相談の上、ホルモンの補充が開始されます。

ただ、ホルモン補充療法は体に合う人と合わない人がいて
合わないと様々な副作用が出てしまうことがあります。

ホルモン補充療法(HRT)を検討するとき、気になるのが副作用ではないでしょうか。
HRTでもっとも多い副作用は女性器の不正出血です。これは、女性ホルモンのエストロゲンによって増殖した子宮内膜に対して、定期的にプロゲステロンを服用することでホルモンを調節して出血を起こさせる「消退出血」というもので、通常は大きな問題になることはありません。
ほかには、乳房の張りや痛み、下腹部の痛み、おりものの増加、胃が重く食欲がなくなる、頭痛や吐き気などを感じる、といった人もいるようです。このような場合は、薬の種類や量を変えると解決することがあるので、主治医とよく相談するとよいでしょう。また、経口のHRTでは、静脈血栓塞栓症のリスクが高まることが報告されています。<医知恵より https://i-chie.com/menopause/knowledge/03-03-side-effects>

せっかく更年期の症状を緩和しようとホルモン補充療法を受けても副作用が出てしまったら、どちらにせよつらいことになるわけです。

漢方薬で更年期障害の症状を緩和する

漢方薬での治療の場合、最初はやはり漢方医に相談することが大切。

ネットなどでの情報から「これがいっか~」なんてむやみやたらに買ってもまったく効き目がない。
ということもあります。

また、漢方薬の場合には、即効性があるわけではないので じわ・・・・じわ・・・・じわ といった感じに根底から改善してゆく形になります。

そのため、効果があったのかなかったのかわかるのは、
人間の細胞がすべて生まれ変わる3か月以上飲まないと結果はわかりません。


更年期に効果があるといわれる代表的な漢方薬
・桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

・加味逍遥散(かみしょうようさん)

・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)


更年期専用サプリメントで更年期の症状を緩和する

サプリメントというのは女性ホルモンではありません。
ですから、根本的な治療になるわけではありません。

が、サプリメントも今は非常に技術力が高いため、更年期改善専用サプリメントも多く販売されています。


・大豆イソフラボン系
イソフラボンには女性ホルモンに似た作用がある点から更年期専用サプリメントが販売されています。
キッコーマン基本のサプリエクオール+ラクトビオン酸


・プラセンタサプリメント系
プラセンタは更年期障害の症状と非常に相性が良いことが知られています。というのもプラセンタには自律神経の調整作用が非常に高い、という理由から、近年注目を浴びています。
母の滴プラセンタEX


・マカ系
マカは男性用サプリメントじゃない?というイメージがありますが、いえいえ、女性のものでもあるんです。マカには体を元気にする力があるため、更年期用サプリメントも販売されています。
Full-meマカ


家族の人はさりげなく気遣ってあげてください

長々と更年期障害の原因と症状について説明をしてきましたが
ご理解いただけましたでしょうか?

奥さんやお母さんが更年期障害なのかな・・・

そう感じたら、さりげなく気遣ってあげてください。

「更年期なんでしょ」なんて口に出さないであげてくださいね。
女性の中には自分が更年期であると認めたくない、受け入れられていない人も少なくないんです。

それは世の中がそういうイメージを作ってしまったからです。

ちょっと40代、50代くらいの先生や同僚がイライラした口調で叱るのを
「更年期障害だな(ニヤリ」
と決めつけ、卑下するかのような会話。私も聞いたことがあります。

更年期=イライラ・ヒステリー

というイメージがあることは否めません。私はそんなにイライラしませんが、それでもやっぱりこのような更年期障害という言葉の使い方には抵抗を感じます。

だから、家族の方は、イライラしてるなと感じたらそっとその場を離れてみることも必要ですし
疲れていそうなら家事を積極的に手伝ってあげてください。

つらい症状を抱えながら自分が思うように動けないことを 本人は一番ふがいなく情けなく感じています。

そんなときは

「そんなことはないんだよ、つらかったら言ってね。家族なんだから甘えていいんだよ」

って言ってあげてください。

それだけでもあなたの妻・お母さんはとっても気持ちが楽になるはずです。

家族が自分の心配をしてくれている、温かい言葉をくれる。
それだけでイライラしていた気持やうつっぽかった気持も緩和されるはずです。

たまにはケーキをお土産に渡したりプレゼントを贈ったりしてあげてみてくださいね。
私ならギャン泣きしますw