昔から「寝る子はよく育つ」と言いますが、ことわざというのは
経験値からできあがるものが多いだけあって、さすがですね。
寝る子がよく育つのは子供だけではなくて大人でも同じなんです。
寝ている間に分泌されるホルモン【成長ホルモン】。
成長ホルモンは女性ホルモンに代わる働きをしてくれるんですよ。
成長ホルモンは女性ホルモンが激減する更年期の女性には欠かせないホルモンなんです。
成長ホルモン?何それ?という方のために詳しくご紹介しますね。
成長ホルモンって何なの?
成長ホルモンは思春期の世代にもっとも多く分泌されるホルモンで
人間が成長する上では欠かせないホルモンなのです。
背が伸びる、骨格が大人になる、そのために必要なホルモン。
成長期は特に男の子は夜寝ている間に身長が伸びるといいますよね。
その働きは実に多彩です。
成長ホルモンの主な働き
これら成長ホルモンの働きは、女性ホルモンの役割にも共通するものがたくさんあります。
つまり、成長ホルモンを活発化させれば、更年期に減少する女性ホルモンの代わりになる、と思いませんか?
しかし、成長ホルモンという名の通り、加齢とともに分泌されにくくはなるものの
全く分泌されなくなるわけではなく、努力次第では増やすことのできるホルモンなのです。
成長ホルモンを分泌させることで、更年期の症状を軽くすることも夢ではありません。
成長ホルモンを増やすには、どうすればいい?
成長ホルモンが分泌されるのは 夜11時から午前2時と言われています。
この間に、良質な睡眠を摂ることが成長ホルモンの分泌を活発化させるカギなのです。
成長ホルモンを分泌させる良質な睡眠とは?
良い睡眠=熟睡時間がきちんと摂れていること
です。
更年期に多い睡眠障害。長時間寝てるのに眠りが浅くて何度も目が覚める、寝つきが悪い。
こうなると寝た気がせずに疲れも取れません。
熟睡すると、体と脳がゆっくりと休息できるのです。
しかし眠りが浅いと、脳は働いている状態となります。だから夢を見るんですよね。
体と脳がゆっくりと休める熟睡を【ノンレム睡眠】といいます。
ノンレム睡眠は通常、寝付いて3時間くらいの時間に起こります。
成長ホルモンを分泌させるためには、いかにノンレム睡眠を摂れるか、がカギです。
更年期の女性に欠かせないのは、深い眠り。質の良い睡眠をとることが、何よりも大切なのです