更年期になると、分泌量が激減する女性ホルモン。
女性ホルモンの減少は更年期に心身に大きな影響を与え、体調不良を招くのですが、実は女性にとって、とてもこわ~いものの原因ともなっているのです。
それが体内脂肪です。
女性ホルモンの減少が体脂肪を増加させる?
もともと、男性と比較して、女性のほうが脂肪は多いんですが
女性ホルモンが減少すると、、、体脂肪を抑制する働きが失われてしまうんです。
つまり・・・
今までよりもさらに!太りやすい体質になってしまうのです。
これは恐怖です。女性にとってはとってもとっても大きな問題ですよね。
(他人事じゃありません><)
また、年齢とともに筋肉量も減少し、エネルギーを消費できる量も減っていくので、今までと同じような食生活を送っていたら、どんどん体脂肪が増えていくんです。
太る・・・痩せない・・・
女性にとって、これ以上恐怖なものはありませんよね。
肥満になると外見だけの問題ではないことも、もうみなさんご存知かと思います。
ましてや更年期以降は高血圧や糖尿病といった生活習慣病にもかかりやすくなってしまいます。
40代後半以降も心身ともに健康な生活を送るためには
食生活の改善は欠かせないようです。
ということで、ここでは更年期以降にどうにか改善したい、ぶっつぶしたい【肥満ホルモン】を抑える食事のとり方について、紹介していきながら戒めたいと思います。
肥満ホルモンとは何でしょう?どうしたら抑えられるんでしょうか
肥満ホルモンて名前がもういやですよね。
一般的には「インスリン」と呼ばれています。
インスリンと聞くと、糖尿病を思い浮かべる方が多いかなっと思いますが
インスリンは糖尿病の治療に使われています。
糖尿病に使われるインスリンがなぜ肥満ホルモンなのか。
まずはインスリンについて書いていきますね。
肥満ホルモン=インスリンとは
インスリンは血糖値を下げる働きをします。
食事を摂ると血糖値が上がる、というのは通説ですが、血糖値が上がると脳に血液の栄養状態を伝えるようになります。
すると自律神経が働き、膵臓からインスリンが分泌されて血糖値を下げようとするのです。
インスリンには血液の中の糖質や脂肪を筋肉や脂肪細胞に送り届ける役割があるのです。
そして、、
血糖値の急上昇や高い状態が続くとインスリンは過剰分泌し、脂肪をため込むように働いてしまうのです。
そうです。インスリンが肥満ホルモンと呼ばれちゃっているのは、このせいなんですね。
インスリンの過剰分泌が慢性化してしまうと、インスリンが上手に分泌されなくなって、やがて糖尿病になってしまうのです。
糖尿病の方の治療として使われるインスリンは、食事の前にインスリン注射を打つことにポイントがあります。
体内でインスリンが分泌できなくなってしまい血糖値の上昇を抑える注射を打つ必要があるためなんですね。
肥満ホルモンを活動させない食事の仕方とは?
さて。
ではこの肥満ホルモンであるインスリンの過剰分泌を避けるためにはどうしたらよいのか?
と問うと答えは普段の食生活に注意すること、です。
肥満ホルモンは活動させない!食べ方のコツ
更年期には女性ホルモンが減少し、脂肪がつきやすくなる、というのは前述のとおりです。
ですから40代後半になったら、できるだけ肥満ホルモンを活動させない食生活にチェンジしていきましょう。
低GI値の食べ物を摂るようにしましょう
高カロリーの食生活がNGなのはどんな年代であってもダイエットの基本ではありますが、更年期になったら低GI値の食べ物が良いですね。
GIというのはグルセミック・インデックスの略で血糖値の上昇率を示すものです。
つまり、低GIは血糖値の上昇率の低い食べ物のことです。
糖質の代表的な栄養素は炭水化物。
炭水化物の中でもGI値は大きな差があるので、できるだけ低GIの炭水化物を摂るようにしましょう。
GI値が高い炭水化物
赤飯(105GI)、おもち(101GI)、白米(100GI)、せんべい(111GI)
GI値が低い炭水化物
スパゲティ(56GI)、うどん(56GI)、すし飯(58GI)
GI値は食べ合わせで値が低くなることがあります。
白米の基準値は100GIですからちょっと高めなんですが
食べ合わせ次第でGI値を低くすることができます。
たとえば、
白いごはん+卵という黄金の卵かけごはんのパターン(笑)日本人なら誰もが一度は食べたことがあるもので、かつみなさん大好きですよね。
このパターンは88GIです。
また、白いごはんとお味噌汁は74GIです。ごはんと納豆だと68GIです。
更年期に摂りたい大豆イソフラボンが含まれる、この主食パターンは白米のGI値も低くすることができるので、オススメですよ~。
ちなみに、カレーとごはんだと82GIなんですが、、、カロリーは高いのでしょっちゅう食べるのは避けたいですね。
血糖値を上げないようにするための食べ方
血糖値の急上昇を抑える食べ方がポイントですね。
「太らない食べ方の順番」というのを聞いたことがありませんか?
まさに、それとほぼ同じ。
1.最初に食物繊維が豊富な野菜を食べる
2・汁物を摂る(ここで血糖値というよりも食物繊維&汁物で満腹度を上げます)
3.肉やお魚を食べる
4.お米などの糖質は一番最後に食べる
というわけで、この順番にするだけで血糖値の急上昇を抑えることができます。
私は週に2回五穀米にしているのですが、食物繊維を摂るならば玄米がおすすめです。
さらにお酢は太らない というのも聞いたことがありますが
お酢には血糖値を上げないというメリットがあります。
⇒更年期太りの解消方法
運動などをするのも痩せにくい、太りやすい生活からの脱出ポイントの1つですが、その前に!
まずは食生活を見直して改善してみましょう~